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社会人を目指すキミと、十勝で働き暮らすことについて考える

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「十勝」ってすごいんです! ―女子大生の人生を変えた十勝での7日間―

この記事を書いた人/富沢愛夏・寺田晴香 
大学・学部/産業能率大学・経営学部 経営学科 倉田ゼミ 3年生

私たちの自己紹介

富沢愛夏(以下あいか)>小さい頃から自然と生き物が大好き!周りの環境に恵まれ、ふらっと参加したインターンで十勝の虜になりました!
人生で1番感情が忙しかった7日間を送らせていただきました!

寺田晴香(以下はるか)>ゴルフのキャディを始めて、履歴書に趣味ゴルフと初心者ながらドヤ顔で記載する大学3年生の21歳!自然が大好き!ずっと行きたかった北海道に行って、幸せです!


新型コロナウイルスへの最大限の配慮を行い十勝に来た、都内の大学に通う女子大生です。
株式会社そらが運営しているグランピングリゾート「フェーリエンドルフ」で十勝の魅力を発見するインターンシップに参加してきました!
十勝を深く知るためにご協力いただいたのは、「お客様サービス部門」として働く、”チャキさん”こと「坂田 亜由美」(以下坂田)さんです。

今回のインタビューで、十勝で生まれ育った坂田さんの生き方から学ぶことが沢山ありました。本記事では特に私たち(生き物にやさしいあいかと、おっちょこちょいはるか)の心に刺さりに刺さりまくったエピソードを3つご紹介します!!!


「振り返れば、失敗も今に繋がってる。「直感と、勇気の一歩」で新しい未来へ。

 故郷である十勝は中札内村から大阪へ移住。大阪の関西空港で輸入関係のお仕事を10年間された後、十勝に戻ってきた坂田さん。「お客様サービス部門」として、”思い出に残る時間と場所の提供”をしています。清掃業務や、レストラン業務。お客様の声から生まれる新しいサービスの提供や、動物の世話までなんでもこなす、フェーリエンドルフの何でも屋さんです。(ディズニーランドで働く全キャストの仕事をぎゅっと濃縮したかのような仕事幅・・・。驚愕です。By千葉県出身はるか)
 今回のインタビューの中で多く出たキーワードは3つ。

一つ目は「経験」です。


坂田さんが何よりも大事にしているという「経験」は、自分の人生を大きく変えてしまう一歩を踏み出すための勇気でもありました。

はるか「さっきのお話で、大阪の仕事は楽しすぎて仕事を辞めたいって思ったことは1回もないっておっしゃっていましたよね?それがすごく衝撃で。移住って、その地に不満があるからそれをなくすためにするイメージがあったんですよ。大阪から十勝への移住は、今楽しくて、さらに楽しいかもしれないところへ踏み出したっていうことですもんね。怖くなかったですか?」

坂田「そのやりたい気持ちよりもここに来たい気持ちが上回っただけですね。踏み出すのは勇気。捨てるものもあるからね。さらにそこが楽しいかはわからないし。でも、もし失敗して、失敗が痛かったとしても、その経験を活かして次は痛くない方を選べばいい。そうやって色々な経験をして、振り返ったら点と点が繋がるような感じで・・・。」

はるか「その点と点の話って、スティーブジョブスも演説で言っていました!」

坂田「え!そうなの?(笑)」

はるか「はい(笑)坂田さんは十勝のスティーブジョブスですね(笑)」

坂田「爆笑。(笑)」

余談もありつつ、坂田さんの人となりに私たち二人はすでにメロメロです。(笑)

「とりあえず行ってみる、やってみることはとても大切だよ。」と教えてくれた坂田さん!”普通”にとらわれず、前向きで何事にも挑戦する姿を見て、自分たちがとても狭い視野で生きていたこと、色々なことに言い訳してやりたいことにチャレンジしようとしていなかったことを痛感しました。

加えて、地元を離れてみる大切さも教えていただきました。

坂田「離れて気づくことも沢山ある。だから田舎に住んでいても都会に住んでいても一度離れてみることは大事だと思う。元々は、田舎が嫌で、都会に憧れていたんです。でも、離れたら、自分の地元の良さにも気が付いて。」

あいか 「なんか、恋愛みたいですね(笑)」

坂田「そう!恋愛は絶対したほうがいい!(笑)恋愛に限らず、悔しい思いをしたりとか、悲しい思いをしたりすると相手の気持ちが分かるようになって、物事の一歩先を見れるようになるかな。過去は美化されていくしね。何でも恐れずやってみるのがほんとに大切。よくわかんないままこっちくればいい!立ち止まって家の赤にいるだけじゃ何もおこらないからね。ここ、めっちゃ楽しいですよ。」

「お客さんの人生にインプットされる思い出をつくる仕事」

 キーワードの二つ目は「責任」です。

お話を聞いて、坂田さんは自由と責任が共存している不思議な魅力の持ち主だなと感じました。

坂田「時間はめっちゃ大事にしてるな。今も、掃除をやっているようで、お客さんが使うための時間を提供していると思っていて。お客さんが来た時に、わ~!って感動してもらえて、さらに時間を過ごして、また頑張ろうって思ってもらえたら嬉しいし・・・。それって、そのお客様の人生にこのコテージがインプットされるって嬉しいじゃないですか。自分がつくったものを。だからこそ真剣になって、仲間と言い合いにもなりますね。全然嫌なあれではないですけど。」

あいか「バイトとかしていてもそんな気分になったことなかったです。別にバイト先がめちゃめちゃ好きなわけではないので・・・。だから坂田さんがそう思えるのがすごいなって。お客様のためでもあるし、十勝にも貢献してるし、この会社にも貢献してるっていう。」

坂田「そう、だからあいかちゃんがそう思える仕事を探しに来たらいいと思うよ。言い方悪いけど、転々とするのもありだからね。ただ、中途半端なことだけはしない。」

あいか「たしかに。転職とかに抵抗があったのはそこかもしれないです。確かに、中途半端な気持ちでするならしない方がいいですね。でも、本気でやるなら、自分のためにもなるし・・・。」

坂田「絶対気にしちゃいけないのは周りの目。SNSもあんまりよくない時期もあると思う。自分をよく見せるのがインスタだったりもするから。人と比べない、人の目を気にしないっていうのは大事。自分がどうしたいかどうなりたいかっていうのが絶対だと思うよ」

かっこいい。と思わずにはいられない坂田さんの考え方。でも実は、ここに至るまでの苦労も沢山あったそうです。たくさんの失敗もあったという過去や、仕事を失ってしまい、自らどん底だったと振り返るような期間もあったそうです。そんな過去も「でも、それってやっぱり経験ですよね。結局。」と、やっぱりかっこよくおっしゃっていました。(惚)

「十勝にある人のあたたかさと思いやり」

キーワードの三つ目は「思いやり」です。

 坂田さんのお話では、北海道は除雪作業などの、助け合わないといけない環境があったからこそ、助け合う文化が根付いているそうです。また、皆さんの中でも田舎は人が温かいというイメージを持っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?私もそのようなイメージを持っていましたが、「人が温かいって何だろう?」と疑問に思っていたんです。でも、実際に十勝に行ってみて、人の温かさとはこのことなのだと体感することが出来ました。コロナの感染者がとても多い東京から来た大学生を、温かく迎え入れてくださるだけではなく、忙しい中、出会って間もない私たちに親切にしてくださり、貴重なお話をたくさん聞かせてくださいました。その温かさに触れて、グループのメンバーの中には感極まって涙を流す場面も・・・。(笑)実際に十勝に住まう人からみた十勝の人のあたたかさを知るべく、坂田さんに質問を投げかけてみました。
はるか「十勝で、人の温かさをを感じたエピソードはありますか?」

坂田「うーん。なんだろうな。」

はるか「例えば・・・。私は地元に温かさをそんなに感じないんですけど、最近一つだけあったんです。自転車を漕いでいたらいつの間にかスカートが自転車に巻き込まれてしまったことがあって(笑)泣きべそをかきながらとっていた時に、その音を聞きつけたご夫婦が、家から出てきてとるのを手伝ってくれて、めちゃめちゃ人の温かさを感じたんですよ。」

坂田「あ、それでいうと、ありますね。まず、あいさつは当たり前。物を分けたり、除雪を隣近所の人で協力する。畑でとれたものを交換したり、牛屋さんの子がいれば牛乳を持ってきてくれる。困ったときは助け合って、絶対に見捨てたりしないな。」

はるか「すごいエピソードがポンポン出てきましたね!なんだか、チームみたいですね。トカチームみたいな!(笑)」

坂田「そうそうそうそう!私の中では、早くいきたければ一人で。遠くに行きたかったらみんなでっていうのがあって。みんなでやったらできることってすごいから。」

最初に温かさを感じるエピソードを聞いたときに、言葉に詰まっていたので、「十勝ってこんなにあたたかい場所なのにどうしてだろう?」と思いましたが、私が地元で感動したレベルの人の温かさが、十勝では日常的に行われていて、それすらも当たり前に加わっていることに気が付きました。あたたかさが当たり前の十勝は、本当に素敵な場所だと思います。

十勝のこと、大好きになりました。まとめ。

 坂田さんや社長、そらの社員さんが十勝のために働けるのは、十勝がとてもステキですごい場所だからだと思います。私たちも一週間だけですが十勝に来て、十勝のことが大好きになりました。

そんな十勝のすごさを私たちなりに考えてみました。


はるか 私が感じた十勝の一番のすごさは、人があたたかいところです。上記にも記載したように、十勝に実際に足を運んで、体感することが出来ました。そして、最終日にお別れをするときには、坂田さんは「また帰ってきてね」と言ってくださいました。坂田さんは何気なく言ってくださった一言だと思うのですが、私はとてもびっくりして、とてもうれしくて、絶対にまた十勝に来たいと思いました。私は、1週間の間に感動や、お別れの寂しさで2回泣きました(笑)そんな影響力のある方がたくさんいるのが十勝です。

また、そらは、「なぜ十勝」を「だから十勝」に。を企業理念としている企業です。私は現在大学3年生なので、就職について考えたりしますが、どんな企業に就職したいかと考える際、「お給料がいい会社」「先輩が優しい会社」「休みがしっかりある会社」など、自分のことしか考えずに就職活動をしていました。そのため、「十勝のために」というそらの考え方を聞いて、とても驚きました。何かのためになることができる人が集まっているそら、十勝はとても素晴らしい人が集まっている、素晴らしい場所なのだと思いました。

 また、そらの社員さんたちはとても楽しそうに、とても充実した毎日を過ごしているように見えました。そんな環境があるそらは、本当にすごい会社なのだと改めて実感しました。そんな素敵な会社がある十勝は本当に素敵な場所でした。
あいか 私は、十勝に来て人の温かさ、雄大な自然、美味しいご飯などにたくさん触れ感動し、自分の感情が今までにないほど忙しく動き、考え方が変わった部分がたくさんありました。ひとみさんという一人の女性に出会い、自分の将来のなりたい姿を見つけることができました。

私は今まで働くのはお金のためで、働いていない時間を楽しく過ごすのが社会人という想像していましたが、そらに出会い、仕事もプライベートも楽しく過ごせるのだということが分かりました。十勝に来て、本当にたくさんのことを学び、本当にたくさんの刺激を受け、私にとって十勝は本当に特別な場所になりました。様々な選択肢を広げてくれた十勝には、本当に感謝しかありません。十勝に行ったら、世界が広がります。断言できます。

十勝から帰ってきて、実際に私の世界は少しずつ広がっています。今まで一人では怖くて行けなかった場所に車で行ってみたら素敵な靴を買えたこと、いつも母に任せていた料理や家事を週に何度か担当するようになり母と楽しく話せる時間が増えたこと。十勝や北海道の言葉を見ると嬉しくなってその製品をついつい買ってしまうこと(笑)。

今のこの行動は小さなものかもしれないけれど、このちっぽけな一歩をいろんなところに踏み出したら、どんなに楽しいだろう、さらにその先、何かに向かって大きな一歩を踏み出すことが出来たらどんな日々が待っているのだろう。そう思うようになりました。きれいな空を見ると、十勝での日々を思い出してじんわりと心があたたかくなるようになりました。それほど、十勝で過ごした七日間は私たちの中に色濃く残っています。

いつか、私の世界を広げてくれた十勝に恩返しをできるように、目の前にあることを自分なりに一生懸命頑張っていきます。貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。また、必ず、絶対に行きます。

INTERVIEW LIST

File01.「えぇ、帯広か。」ため息から興味へ変わった瞬間
File02.東京の総務省で6年間働いてた女性が道民になりました。
File04.【人生の転機】東京での空白の4年間を埋めるために帯広へ
File05.ないものねだりの終着点
File06.『二つ返事で北海道!?私たちが聞いた副社長林さんのかっこいい話』

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