この記事を書いた人/長谷川 梨香
大学・学部/立命館大学 食マネジメント学部 マネジメント学科 2回生
自己紹介
気づけばずっと食が好き。Yes Manの姿勢とフットワークの軽さをモットーに食に関するイベントだったら何にでも参加してきました。1・2回生で得た大量の気づきを自分の環境に置き換え、形作ることが今後の目標で現在奮闘中です。
大学生のアルキカタ
大学行ってやることって部活かサークルかアルバイトでしょ?
なんとなくそんなイメージだけど、大学というフィールドを飛び越えた活動や、そもそも活動自体を創っちゃう人達が普通にいるんです。
みんなが“何か”をやりたくなった時の為に、そんな人たちの活動を紹介します。
さて前回ちょっとググってくるわ!と発言した山中ですが、今回はその結果前篇です。
気になる方は前回の記事をチェック!
第2話 「ググってくるわ宣言」←いまココ
第1話 「最初にふたりがやったこと」
第0話山中紺名の話
第0話私たちが1を創る話
まずは何よりも活動の軸を
この時点では「農と学生をつなげるプラットフォーム」ということしか決まっていませんでした。
しかしどんな形で活動するにせよ組織であるコトには違いません。
そして組織には、活動の基盤であるテーマが必要であると考えていました。
そこで、私と梨香は何よりも先に”絶対ぶれない軸”というのを先に決めました。
それが
農で気づきを耕す
です。
アバウトな表現にも聞こえますが、このテーマの存在が今現在の活動の軸になって、本来の考えや価値観を変えることなく活動することができています。
記念すべき団体理念が決まった場所は京都のgood man coffeeさん。
やはり食マネな私たちにとって素敵な食べ物はアイディアを出すのに必要条件です。
このトキの長谷川梨香
色々と話した結果、カノールの団体理念を「農で気づきを耕す」に決めました。
団体利用者である学生が農業を通してそれぞれの気づきを得てほしいという想いから選んだ言葉です。
最初は私たちは生産者と学生をつなげてその先に何を1番提供したいのかを迷いました。
「学び?知る?つながり?交流?」
どれも大切にしたいけど、これらの言葉だけでは何かが欠けてしまう気がしてちょっと違うなと。
そんな中、結局私たちのやりたいことをより多く包括しているのが”気づき”なのではないかと。
同じ事に取り組んでも人それぞれによって、気づくことは違う。
その気づきに特に正解はなく、それが個人にとって何かのきっかけになればいい。
そんなことをかんなとも話しながら「いいねこれ」となりました。
ちなみにこの時の空気感は、「よし!これが最高!!」というよりは、「よ~~し。これならいけるか~~!?」という感じで
恐る恐る、じわじわと、自分たちが考えた団体理念の意味を噛みしめてた感じです。
自信満々に決めることは思ったより難しい
この活動を通して思うことは、私は決定する時には思ったよりも瞬間的に来る自信はないということです。
勝手なイメージでしたが決定する時にはなんか確信みたいなものが常にあり、「これしかない」と進めていけるものだと思っていました。
しかし、想像以上に迷い、どれなら自分がやりたいと考えていることを、100%に近い状態で人に共有できるのか。
この活動はそれらを必死に考える良い訓練になっています。
次回の第3話はこの軸をもとに、どのように活動していくか団体の輪郭を決めたときのお話です。
ある意味「ググってくるわ」宣言の結果の後編です。