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キミトカチ

社会人を目指すキミと、十勝で働き暮らすことについて考える

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iU 情報経営イノベーション専門職大学-情報経営イノベーション学部

記事を書いた人:池本 太郎
大学・学部:iU 情報経営イノベーション専門職大学 情報経営イノベーション学部
キミトカチ大学図鑑とは
 現役大学生による大学紹介。ホームページやパンフレットでは分からない大学での学びや生活など、リアルな大学生をなかなかイメージできない十勝のキミに完全個人視点で紹介します。
※記事内容はあくまでも個人の感想です。なにごとも十人十色、千差万別をお忘れなく!

自己紹介

 iUという2020年4月に開学した新設大学の1期生です。iUの客員教授の授業で帯広で活躍されている方々のお話を聞いたのをきっかけに十勝に興味を持ち、昨年12月から定期的に十勝に行っています。高校まで野球をやっていて、大学では学園祭の実行委員長を務めました。

↑高校時代は野球しかしていませんでした(笑)

↑学園祭実行委員長を務めた際の集合写真。真ん中で持ち上げられています(笑)

iUの紹介

なんでもありの大学だと思います。

そもそも専門職大学って何?と思う人のために、大学との違いだけ触れておきます。
 
 大学は最初の2年で教養を学び、残りの2年で学部の専門を研究室で専門知識を勉強します。専門職大学は最初から専門を勉強して、約4ヶ月の企業実習(インターン)やビジネスコンテストなどで学んだ内容を実践していきます。
学問としては「ビジネス」「ICT」「グローバルコミュニケーション」の3つを学びます。
まだできたばかりの大学なので、何でもできる、自分たちで創り上げる雰囲気のある大学です。

iUに入った理由

iUに入った理由は大きく分けて2つです。
  • ビジネスを理論だけでなく実践も含めて勉強したかったから
  • 自分が何かを創り上げる経験をしたかったから

 私は高校時代に将来は球団でスタッフとして働きたいという夢がありました。私は楽天イーグルスが好きで2013年に初めて日本一になったときのとある番組で、イーグルスの球団社長に密着する番組がありそれを観てイーグルスで働きたいという夢を持ちました。イーグルスで球団職員としてファンの方に喜んでもらえるようなイベントやスタジアムをつくりたいと思い、それを実現するために大学でスポーツビジネスを勉強したいと考えていました。

 ただ、日本にはスポーツビジネスを専門的に学べる大学は少なく、スポーツを専門的に学べる大学(早稲田大学スポーツ科学部や立命館大学スポーツ健康科学部)か、ビジネスを専門的に学べる大学(BBT大学)かで悩んでいました。
   その際に大学ではビジネスを理論だけではなく実践を意識した学びにしたいと考え、iUを選びました。Appleやディズニーでマーケティングを担当していた教授やコカコーラのマーケティング本部長だった教授など、ビジネスの現場で活躍している教授から直接ビジネスを教われる環境があり、「何かやりたい!」という思いを持った学生が集まっていたのでiUを選びました。

 また、iUは新設の大学で1期生で入学できるということもあり、自分たちで0から創り上げていくというところにも魅力を感じました。1期生で入学することに不安はあまりなく、むしろ自分たちがつくりたい大学を一緒につくっていける環境をプラスに捉えました。サークルも学園祭も自分たちで0から創りました。これらの経験はなかなかできない貴重な経験だと思います。

iUのここが面白い!

集まる学生が面白い


「何かやりたい!」「成し遂げたい!」「認められたい!」と言った思いを持った学生が多いです。
 iUは1学年200人しかいないので、顔と名前が一致する友人が多いです。また、年代も多様で1期生には66歳で入学した学生や親子で入学した人もいます。
 やりたいことが決まっていなくても周りの友人や委員会活動・アルバイト等でやりたいことを見つけています。新設の大学で卒業生もいないので、覚悟を持って入学してきている学生も多いです。

↑親子で66歳で入学した岩崎さん(写真右)初めてiUで友達になりました。




社会の第一線で活躍する客員教授の授業「バーチャル研究室」

iUには客員教授(専任以外の教授)が約700名います。
 その数もすごいのですが、その客員教授がやっている事業や経験を学生に伝える「バーチャル研究室」の取り組みがとても魅力的です。700名の教授全員が研究室を持っているわけではありませんが、バーチャル研究室を開設している教授の方々は、月に1回それぞれの専門分野について講義やディスカッションの機会を提供してくれます。デジタルマーケティングの講義やiU発のクラフトビールの企画から製造、販売までを行う研究室など、多様な学びや体験ができます。

https://www.i-u.ac.jp/campus_life/activity/iumobile/

 具体的には、吉本興業の大崎会長やビリギャルで有名な坪田先生、テレ東大学の創設に関わったテレビ東京の遠藤さんなど、社会の第一線で活躍する方々の授業に月に1回参加できます。
過去に大崎会長(吉本興業)の研究室に所属していた際には、吉本興業の社員の方と地方創生の現地視察・意見交換会に行ったこともあります。
ちなみに私が十勝を知って興味を持ったきっかけもバーチャル研究室です。

↑吉本興業で月に1回社内で開催されているBBQにも招待いただきました

iUにこれを期待してはいけない!

学歴

 卒業生も出ていないので、まだまだどんな大学になるか分かりません。早慶のような学歴は手に入らないので、学歴に依存した就職活動は厳しいです。卒業までに自立できるようにアクティブに行動することが重要です。(これはどの大学に行っても同じだと思います)

 ただ、実際に私が今就活をしていて学歴でフィルタリングする企業はほとんどないと感じます。どの大学を出たかよりも何を学んだかを重視される時代に変わってきています。在学中に先述したバーチャル研究室や企業との連携プロジェクト、インターンシップなどに積極的に取り組み、大学での学びと実践を繰り返すことができれば、自分で生きていける力がついて企業からも評価されます。また、私は在学中に友人が立ち上げた会社に参画したので、学生企業で働いていることもプラスに評価してもらえる企業が多いです。

↑大学のインターンシップ報告会の様子



授業出なくても単位取れる

 他大学では最後のテストやレポートの成績がよければ単位が取れるという授業もあるそうですが、iUにはありません。iUでは出席回数が少ないと単位が取れません。授業に出席してグループワークに積極的に参加したり、質問をすることが大切になってきます。

池本太郎の学生生活

 大学では授業以外に学園祭実行委員長を務めたり、友人の立ち上げた合同会社GadgeTankerという映像制作の会社にジョインしたり、企業との連携プロジェクトに参加するなど、アクティブに動いています。
先日、大学で「iU Journal」というIUのリアルを伝えるメディアを立ち上げました。毎日、iUの学びや学生のリアルを伝えています。 https://iujournal.tokyo/

 最近、企業と企業をマッチングしてオープンイノベーションを起こすためのプラットフォーム「AUBA」を運営しているeiiconというスタートアップ企業でインターンをしています。 ランチはiU Cafeで食べることが多いです。カフェのおすすめは日替わり定食です。毎日ボリューム満点の定食が550円で食べられます。 学生が少ないのでメニューも少ないですが、どれも安価で美味しいです iUカレーはスパイシーなカレーで好みが分かれます

メニュー表

「大学トピックス」

地域に根ざした大学を目指す

 iUは東京都墨田区に初めてできた大学です。墨田区は東京スカイツリーや大相撲が行われる両国国技館などがある下町情緒溢れるまちですが、東京23区で唯一大学のない区でした。

 iUは地域に根ざした大学として、行政と連携して地域の高齢者の方にスマホ教室を開催したり、地元の小学生向けのイベントを企画したり、地域のイベントの運営をお手伝いをするなど地域の方から愛される大学を目指しています。このコンセプトは私がiUに入る理由の1つでもあり、アメリカの大学は地域に溶け込み、地元の人の誇りになっています。 iUも墨田区の方々の誇れる大学になれるように頑張っています。

↑すみだの町工場のイベントのツアーの企画と配信を行いました

iUはこんな人に向いている!

起業したい人

大学のキャンパスで法人登記ができたり、教授に事業内容の相談ができます
学内VCもあり、資金支援体制も充実しています
やりたいことがある人、やりたいことを見つけたい人

iUは学ぼうと思えば大体なんでも学べる大学だと思います
気づきを得られる機会が多いので、それらの機会を自ら得られる人が向いていると思います
理論・研究よりも実践・実学を学びたい人
総合大学との大きな違いです
文章をたくさん書くことよりも答えのない問いを考えて発表することを求められます

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