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立命館大学食マネジメント学部食マネジメント学科

この記事を書いた人/4回生 長谷川梨香
大学・学部/立命館大学食マネジメント学部食マネジメント学科

キミトカチ大学図鑑とは
 現役大学生による大学紹介。ホームページやパンフレットでは分からない大学での学びや生活など、リアルな大学生をなかなかイメージできない十勝のキミに完全個人視点で紹介します。
※記事内容はあくまでも個人の感想です。なにごとも十人十色、千差万別をお忘れなく!

自己紹介

 出身は茨城県ですが、幼いころから「食べること、作ること」にかかわる仕事がしたいと考えていたので、滋賀県の立命館大学食マネジメント学部に進学しました。  

立命館大学食マネジメント学部とは

ー文系や理系問わず、「食」を総合的に学ぶ事ができる学部

 食について学べる学部は、栄養学や農学部が一般的な中、食マネジメント学部は1つの学問に限らず、マネジメント(経営学・経済学)、カルチャー(地理学、歴史学)、テクノロジー(生物学、化学)の3つの分野をすべて学びます。あらゆる角度から「食」を学ぶ事で、「食」の奥深さを知ることができます。

ー立命館大学食マネジメント学部にマッチする人は

  • 食に興味がある人
  • 将来、食に関わりたい人
  • 座学だけじゃなくて課外活動にも積極的に参加したい人
  • いろいろなことに興味はあるけど、具体的に何がしたいかは分からない人

こんなキッカケで入りました!

 実家が飲食店を経営していた影響もあって幼い頃から食に興味があり、将来は食に関わる仕事がしたいと思っていました。だから高校生の頃は、料理人になることが夢でした。調理師専門学校か大学進学か迷いながら進学する大学を探していました。農学部や管理栄養学科など全国の大学を見ていく中で、たまたま高校に掲示されていた立命館大学のパンフレットを見てみたところ、食をひたすら学べるこの学部に出会いました。そこからは「ここしかない!」と思って受験勉強に全力で取り組みました。

食マネジメント学部での学びはココが面白い

 

やっぱりひたすら食について学べるのが面白い。

 経営学とか経済学、生物学、化学、歴史学、官能評価学とにかくいろんな勉強をします。でも全ての学問を学ぶ上で、具体例が全て「食」なんです。生物学の講義でも講義名は「食科学のための生物学」という名前だったり、歴史学でも学ぶ事は「こういう宗教的な歴史を持つから、この地域ではこういう食文化が発展しました」だったり。

 単なる食べ物としての「食」について考えるのではなく、一見関係のなさそうな学問も含め、多様な学問を通して「食」を理解しようとする。だから同じ事例に対しても、「生物学から見たらこういう視点があるよね」、「経営学の視点で考えると、こうも捉えられるよね」みたいなことがしょっちゅう起こります。

同じ事実に対しても異なる学問を通して見たら、見え方が違うんだと学ぶことも多いです。同様に、様々な学問を学んでいるからこそ、それらを複合的に捉えれば新たなアイディアを考えることが出来たりもします。

 恐らく「食」という言葉を聞いて、私が入学したての時に考えていたことと卒業する今考えることでは、その幅広さ、深さが全然違うと思います。それは、食マネジメント学部という環境で、多様な学問を通して「食」を学ぶ4年間があったおかげだと思っています。

ココはあまり期待しないでね・・・

 こんなに食を幅広く学ぶことができる学部ですが、実は1つの分野に特化することは厳しいかも。
例えば、調理の実習が少なく、とても貴重!料理だけをしたい人には向かないかもしれません。また、栄養学の講義もありますが、栄養士の資格を取ることはできません。大学で何か資格を取得したいという学生にはあまりおすすめはできないかもしれません。

 でも、浅く広く食に関する分野を学ぶからこそ、知識を複合して食ビジネスについて考えることができます。実際に就職活動では、他学部の学生よりも事前知識が多いからか、食の業界のフードチェーンの川上から川下までをより深い視点で理解することができたような気がします。     

「長谷川 梨香」の学生生活

  

ーサークルは?

 3年生のときから、友人と2人で学生団体を立ち上げ、活動していました。団体名は「カノール」で実はキミトカチでも少し連載させてもらっていました。
https://tokachi-direct.jp/kimitokachi/tp_detail.php?id=116

 カノールは、食の生産者さんと学生をつなげ農業体験を提供するプラットフォームです。公式LINEアカウントを通して、学生が行きたい生産者さんのもとに行くことができ、生産者さんはほしい時期にほしい人数を募集することができる仕組みを作っています。現在は、公式LINEアカウント227名、全国の提携生産者さん5件以上の方々に支えていただき運営を行っています。お世話になっている提携生産者さんは北海道の山わさび農家さん、和歌山県のミカン農家さん、大阪はお米農家さんなど多種多様です。

ー「ゼミ」

 ゼミでは、金井壽宏先生のリーダーシップ論のゼミに所属しています。リーダーシップは、100人のリーダーがいれば100通り正解があるとも考えられており、学問として捉えるには奥が深く難しい分野です。
 だからこそ、金井教授やゼミの仲間とともに本気で議論できる環境はとても魅力的。議論を重ねる中で、自分だけのリーダーシップ持論を見つけ出け出すことができます。

卒業研究では、「組織立ち上げ期『スタートアップ』におけるリーダーシップ論 ~自らが立ち上げた学生団体カノールにおけるケーススタディ〜」をテーマに取り組みました。自分自身が2年間取り組んだことについて、振り返られるとても良い機会になりました。しかも、その論文がゼミの優秀論文にも選ばれることができました!

まさか課外活動と成果がここまでマッチするとは思っていなかったので、すごく嬉しかったです。リーダーシップ論について学ぶゼミだったからこそ、自分の経験を活かした卒業論文を無事に書き終えることができました。

 ゼミの雰囲気は、まさに「いけいけ、どんどん。」飲み会も勉強も人のことも、大好きな人達が集まったゼミ。そして1人一人が自分が一生懸命取り組んでいることを持っているメンバー。だからこそ、誰かが挑戦していることを本気で応援できるゼミです。

ー「お昼」

BKC(びわこ草津キャンパス)には、食堂3つ、カフェ2つ、レストラン1つ、キッチンカーが日替わり10件、日替わりで地域のお弁当屋さんが来ています。だから気分によって、食べたいものを選んでいます。

その中でもお気に入りなのが、キッチンカーでのおそば屋さん。 おすすめは、にしんが1匹分、温泉卵、揚げナスがたっぷり入った「にしんそば」です。なんとこれで600円!! 想像以上にボリューミー。サービスで1.5玉入っていることもあります。

大学トピックス

個人的ニュースなどあれば

 BKCキャンパスはかなり広いです!校門に10分前に到着しても、授業に間に合わないことも。朝が苦手な私はこの広さに度々絶望を感じてきました。さらに、広すぎて1日キャンパス内を歩いているだけで8000歩を超えることも。ある意味、大学キャンパスらしいキャンパスではあるので、捉え方によっては魅力的かも。

帯広の高校生へのコメント

大学は想像以上に、生き方を決める4年間だと思います。
出会う人、挑戦すること、学ぶ学問でも高校を卒業したときには想像がつかないくらい価値観が変わります。だから、真剣に大学を選ぶべきだし、進学するための努力は最大限した方が後悔はない。受験勉強がつらかったとしても最高の4年間の大学生活が待っています!

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