大学行ってやることって部活かサークルかアルバイトでしょ?
なんとなくそんなイメージだけど、大学というフィールドを飛び越えた活動や、そもそも活動自体を創っちゃう人達が普通にいるんです。
みんなが“何か”をやりたくなった時の為に、そんな人たちの活動を紹介します。
【打ち合わせまでの過ごし方〜山中紺名の場合】
農業体験に誘われ、その時何かしたい!という気持ちで意気投合した後、すぐに梨香と会うことになり、会うその日まで何をすればいい? 何ができる?と毎日考えていました。しかし!気づけば打ち合わせ前日。
焦った私ができたことは『日本 食 問題』で検索。
※とりあえずググればいいという、現代人の悪い例
当然これで何かを見つけられる筈はなく、、、ぱっとしたアイデアがないまま打ち合わせ当日を迎えました。
一応ですが、全く何も共有事項を持って行かなかった訳ではありません。2年生の時に農家さんのお手伝いをした経験から、ざっくりではありますが、農家さんと関われる何かに挑戦したいなと思っていました。その時点での自分の精一杯でしたが、今考えればかなりアバウトな構想だったと思います。
会ってまず梨香が話を切り出しアイデアを共有してくれました。
それが現在のカノールの原型です。このアイデアがたまたま、私が思っていた農家さんと関わりたいというところにフィットし、さらに意気投合。
カノールのほとんどのシステムの枠組みがこの打ち合わせの中で完成しました。意気投合という言葉が連続し、なんでも良かったのではと思われるかもしれませんが、梨香が持ってきたアイデアだからではなく、彼女の経験の話やこのアイデアを本気でおもしろい!と思えたことが今の活動につながっています。
念願の「いいね、やりたい」の言葉をもらえた後
言語化のおかげ?熱量のおかげ?それとも勢いで押した?わからないけれど、かんなはこの企画に乗ってくれました。
しかも結構前向きに。嬉しい。心の中で小さなガッツポーズをかましました。
その喜びの中、私は「団体理念を決めよう」とさっそく言いました。これは完全に今までの経験から出た言葉です。
今までは冒頭でもお話したようになんとなく勢いとやりたいという気持ちだけで乗り切ってしまっていたことが多く、途中で何のために始めた活動だっけ?と迷子になることも多々。
この「
何のために」を決めとかないとその場のやりたいことに気持ちが持っていかれ最初思っていた活動と自分が全然違う方向に行きだすことを防ぎたかったのです。
もうひとつは食マネの講義の影響。
食マネでは経営学の概念を学ぶことに加え、
実際に食ビジネスの業界で活躍されている方のお話をお聞きする機会がかなり多いです。
特に印象に残っているのはクックパッドの社内改革に携わった方のお話で
「
企業理念は迷ったときの判断軸になる。だからこそ徹底的に考え抜き、誰がみてもわかりやすくしなければ意味がない。」とのお話や、
サイゼリヤ創業者が仰っていた「
【人のために仲良く、正しくの理念。】うまくいかなければここに戻ればよい。ここが徹底できていないからうまくいかなくなる」とのお言葉はとても印象的でした。
大学の学びの中で、こういった「迷ったときの判断は企業理念に立ち返る」など企業理念を大切にしているという印象を強く持っていました。
活動を継続的なものにしていきたいからこそ、
真似事でもいいから本気で団体理念「なんのために」を考え抜きたかったのです。
決めきれない団体理念
この団体理念をきめるために、なぜこの企画をやりたいのか? やった先にどういうことを期待するのか?
など思いつく限りのことを2人で書き出しました
【打合せ中の心境・・長谷川梨香】
書いて書いて、話せば話すほど一番が決められなくなっていった。
学生にもっと農業をリアルを知ってほしいのか、自分がやってきたことを周りにも体験してほしいのか、生産者さんの労働力不足を助けたいのか、、、
やりたいことはあるんだけど何が一番大切なのかが分からなかった。
【打合せ中の心境・・山中紺名】
りかと話を進めている内に、大まかな活動内容が見えてきたので、目的や目標、活動の軸を決めることになりましたが、ここにきて話のスピードが急減速した感じ。
勢いだけでは難しくなかなか決まらないんだなぁ、、と。
農家さんと学生をつなげる・食について知って欲しい、、、などたくさんのやりたいことが出てきますが、うまくまとまりません。
私たちがまとめることができないのは、前例や経験が無いから。なら他の例や方法を調べるしかない!と思い至りました。
※思考のフォーマットは用意しつつも、、、
2人で迷い続けていたらいつの間にか閉店の時間が近づいていました。
私は今日中に決めなきゃ、どうすればいいか、、と時間を気にしながら、焦れば焦るほど思考は堂々巡りで悩み抜いていたところ、かんなが神の一言、
「ちょっとこのへん、ググってくるわ」(笑)
次回はかんながググってくれた結果、どうなったか、お伝えしたいと思います。
857