この記事を書いた人 / 山田 英理奈
大学・学部 /帯広畜産大学 畜産学部 畜産科学課程 農業経済学ユニット2年
キミトカチ大学図鑑とは
現役大学生による大学紹介。ホームページやパンフレットでは分からない大学での学びや生活など、リアルな大学生をなかなかイメージできない十勝のキミに完全個人視点で紹介します。
※記事内容はあくまでも個人の感想です。なにごとも十人十色、千差万別をお忘れなく!
自己紹介
スターバックスコーヒーで修行中。接客と仕事の組み立て方をスタバを通して学んでいます。毎月FMJAGAで『ミライのトビラ』という高校生向けのラジオ番組のパーソナリティをしています。
帯広畜産大学とは
地元にいながら、日本中の北海道好きと出会える大学
学生のほとんどが、野生動物や広大な北海道の地に憧れて入学した道外出身者なので、地元にいながらも博多弁や関西弁の友達と過ごせる環境が新鮮で楽しいです。
構内を走り回るエゾリスに癒され、美しいサラブレッドを見て、全国各地から来た友達の感性に囲まれ、美味しいものを満喫するという、「十勝と非十勝が濃く混ざり合った」大学生活を過ごすことができます。
帯広畜産大学にマッチする人は
- 十勝を離れたくない、、。でも全国各地の友達が欲しい人
- 広い~、ゆったりとした学生生活を送りたい人
こんなキッカケで入りました!
父が北海道幕別町で酪農と畑作を営んでおり、動物と父の背中に憧れ、小さいころは獣医さんになって父の仕事を継ぎたいという思いがありました。
中学3年のときバスケットボール部の練習中に膝の靭帯を切り、手術やリハビリでお世話になった理学療法士さんへのとの出会いで医療(理学療法士や助産師)に憧れが生まれ、「医療か農業か」の二択で迷いましたが、医療への興味に勝る”経営”や”6次産業”への強い好奇心に従い、農業に関わることを広く深く学ぶことのできる地元の帯広畜産大学に入りたいと思いました。
帯広畜産大学で学ぶコト
「農業は、農業だけじゃない」を学ぶ!
1年生は、農業に関わることの概論や教養科目を学ぶほか、搾乳や乗馬体験があります。また、週に1度の”全学農畜産実習”という実習ではクラス1頭ずつブタを飼育し、
- 飼育体験
- 屠畜見学
- 腸詰加工
- ホットドックにして食す
という生産から消費に至る工程を学びます。搾乳とブタの世話は週に1度ほど当番が回ってきます。
現在2年生後期の農業経済学ユニットのわたしは、日本の酪農の歴史と実情や、乳・肉の加工、環境・生活上で使う法律、農業のデータを使ったエクセルの実習 、西洋やアジアの歴史など、1年次の知識を踏まえ、さらに専門的な授業に入る3年次を見据えながら学んでいます。
歴史や法の授業があり、直接農業関連ではないことを学ぶことで今の農業がある理由(歴史・環境・未来・技術)をとらえることができる点がわたしのお気に入りです。
ココはあまり期待しないでね・・・
もどかしさも、、、
入学前は、1年次からばりばり専門的な勉強をする思いでいたのですが、1年次は基礎科目や教養の授業がほとんどだったので、早く専門的な勉強がしたいなあと思いました。
もどかしかったですね。英語なんかもそれなりにやります
1、2年生には英語の本(アメリカの小学生が読みそうな薄い本)を20~30冊読んでその内容のクイズに答えるという課題が課せられ、本を読むノルマに苦戦する学生がいます。クイズは72時間に1回しか受けられないので、計画的に読んでいかなければ大変なことになります。わたしはよくギリギリになってから慌てるほうです(笑)
「山田 英理奈」の学生生活
サークルは?
Excla!matioN(エクスクラメーション)という、よさこいの社会人チームに所属しています。
50〜60人ぐらいのチームで割合としては畜大生が約9割、社会人が1割です。季節を問わず1年中、地元の小学校の体育館やコミュニティセンターの体育館をお借りして練習しています。曜日は毎週、月・木の19〜21時でお祭り前になると練習時間や練習回数が増えます。
お祭りは年に10回前後、2019年は帯広の広小路商店街で行われる平原祭りや帯広市の成人式で演舞披露をしました。衣装、振りは自分たちで1から考えます。
毎年6月に札幌で開催されるYOSAKOIソーラン祭りに出場し地域のお祭りや帯広市の成人式などで演舞を披露しています。
お客さんの声援と仲間と過ごす時間が格別です。よさこいはチームごとに個性があり他チームの演舞を観るのも楽しいです。大舞台でよさこいを踊る楽しさは、一度味わえば虜になります!
畜大ならではのサークルでは”馬術部”、”チーズ部”、”うしぶ”(構内のフィールド科学センターにいる牛たちの搾乳を毎朝行い、畜大牛乳として販売しています。)、”ゼニガタアザラシ研究会”(知り合いがいないのでよくわからないのですが(笑)、えりも町にある岬にいるアザラシを観察してるみたい)、”えぞほね団”(ばん馬やイヌ、ネコ、サイなど動物の骨格標本や剥製を作製)など。独特な魅力で畜大にしかなさそうなサークルが多く、兼部しているひともよくいます。
お昼は?
大きな大学ではないため、学食は一か所にしかありませんが、定期的に日本各地方のご当地グルメを食べることができます(名古屋のみそかつなど)
わたしはいつも、ライス小、みそ汁(60円くらい!)、オクラの和え物、お肉系を頼みます。
みそ汁が冬の冷えた体に染みわたり一番好きかもしれません。(笑)
大学トピックス
ゆったりとしたキャンパス
勉強スペースが多いし、どこでもWi-Fiが使えます。学食や生協(コンビニみたいなところ)があるかしわプラザ内にテーブルと椅子がたくさんあり、私はよくそこで友達と空きコマ(授業が入っていない時間帯)を使って課題をやっています。
また、かしわプラザ内にあるカフェ、ファームデザインズでもWi-FiがあるのでPC作業ができます。
友達とファームデザインズ名物の月替わりパフェを食べに行っておしゃべりするのが楽しく、大学生っぽいなあ~と思っていました。
大学公式ホームページ:帯広畜産大学