この記事を書いた人/石井歩実 大学・学部/産業能率大学 経営学部 3年 自己紹介 好きなものを紹介するプレゼンテーションにて「ポン酢」を選んだことがあるくらい、ぽん酢が好きな大学3年生です!。歴史や容器、おススメの食べ方の紹介などを行ったところ、割と好評だったことが嬉しかった思い出があります。 こんな時に読みました この本とは、大学1年生の3学期、本屋で出会いました。 初めに産業能率大学の特徴について紹介させてください!本学の講義の特徴は、プレゼンテーションを活用した講義が多いことです。プレゼンテーションは、知識を深めるだけでなく主体性も身に付けることができます。個人やチームでテーマを決め、調査し、考えに考えた先に結論を導き出せることは、かけがえのない経験になります。 私達が大学へ入学するときにはコロナウイルスが猛威を振るい、授業はZOOMが中心でサークル活動も難しい時期でした。プレゼンテーションを行う講義はZOOM型に変わりましたが、自信をつける機会だと考え熱心に取り組んでいました。「講義内でプレゼンテーションを何度も鍛えられるのであれば、将来の企画書や提案書で役立つかもしれない。とことん取り組んでみよう。」という意識があったのかもしれません…! しかし、何度プレゼンテーション資料を作ってもなぜか納得がいかない。 このスライド、どう感じますか・・・? 452center 私は、PC画面を遠目で見たとき 「1枚のスライドを見ているはずなのに、なぜか”パッ”としない」 「伝えたいことは何なんだ」と感じました。 ここでデザインの重要性に初めて気が付き、「今までプレゼンテーションで伝えてきたことって、もしかしたら伝わっていない?!」と焦り、急いで本屋に走りました(笑) 表紙の”「デザイン」の力で人を動かす!”のタイトルに一目ぼれ。今までは聞き手に伝えたいという一心でプレゼンテーションを行っていましたが、デザインで伝わる幅が広がるなら、作る時から楽しめるかもと手に取りました。 451center 必読ポイント 一目でプレゼンテーションにおけるデザインの基礎が学べる この本の内容では、デザインの基礎や原則をレイアウト、図解、グラフ、カラー、文字組 の項目で学びます。〇×形式と実際のスライド事例を交えながら、実践的に学べるのも自分自身のスライドに組み込みやすくなるポイント! 「プレゼンテーションの作者は、機能的なデザインに注力。」 この言葉は、これからデザインを学ぶぞと気合を入れていた自分自身には驚きでした。なぜなら、”人を動かすデザイン”こそ、誰もが美しいと思う装飾的な美を求められてると考えたからです。(もちろん、心を動かすための美しさもあると思います!) しかし装飾が過ぎると、”伝えたい内容と異なった情報を提供してしまう””分析力が弱いと捉えられる”可能性もあるかもしれません。 だからこそ、「一般的なプレゼンツールさえあれば再現できる範囲でデザインを進めていく」(書籍より引用)ことが大切であると知りました。 人に見てもらえる瞬間を自信に繋げてほしい。 社会人になる前に”既に知っている”ことは、少しだけ自分に自信が持てるかも…。 私は人前に立つととても緊張します。社会人になってもきっと慣れないなーなんて考えています。そこで、私は人に伝える、動かすデザインを知りたいと考えました。私にとって、「デザイン」は緊張する自分に少しだけ自信を足してくれる存在だと考えています。 この本を読めば、きっと「ここぞ!」というときに上手く伝えられる、後押しをしてくれるデザインを見つけられるかもしれません! ■ポン酢における味の相乗効果について紹介をしているスライド 452right ●Before グルタミン酸、グアニル酸、イノシン酸の具体例が無い。 スライド全体の色のコントラストが強い。 味の相乗効果に必要な3つの要素にまとまりが無いように見える。 450right ●After グルタミン酸・グアニル酸・イノシン酸の具体例(食べ物)を入れる。アイコンを挿入し図解での分かりやすさを追究。 テーマである”ぽん酢”をテーマカラーとして、スライドの枠やテーマとしている事柄に昆布の緑色を使用。 味の相乗効果には、3つの味の要素が必要という事を意識し、アクセントカラー(味の相乗効果)とサブカラー(3つの味の要素)を分け違いを見せる。 参考:ヤマサ醤油株式会社HP 「昆布のチカラ」(2023年3月24日閲覧) https://www.yamasa.com/konbu/