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愛媛大学 医学部 医学科

この記事を書いた人/瀧澤有美
大学・学部/愛媛大学 医学部 医学科 1年

キミトカチ大学図鑑とは
 現役大学生による大学紹介。ホームページやパンフレットでは分からない大学での学びや生活など、リアルな大学生をなかなかイメージできない十勝のキミに完全個人視点で紹介します。
※記事内容はあくまでも個人の感想です。なにごとも十人十色、千差万別をお忘れなく!

自己紹介

 こんにちは、愛媛大学医学部1年生の瀧澤有美です!東京から愛媛に移り、大学から一人暮らしをしています。6年後には愛媛を第二の故郷と思えるほど愛媛に馴染めるよう頑張りたいです!将来はたくさんの選択肢があって迷いますが、今は法医学分野の研究医になりたいと考えています。

愛媛大学とは

早くから医学研究に触れられる、そして先生方の教育に熱意を感じられる大学


 他大学では3〜4回生、または所属自体がないこともあるのに対して、 1回生から研究室所属があり、研究に携わる先生方からの指導を直接受けることができます。 また、1の質問に10返してくださるような先生方で、視野が広がり多くの学びを得ることができます。

医学部キャンパスの図書館

愛媛大学にマッチする人は

  • 研究医に興味があったり、早いうちから医学に触れて勉強したいと考えている人
  • 部活がたくさんあり兼部も可能なので、勉強だけでなく部活も頑張りたいと思っている人

こんなキッカケで入りました!

 小さい頃、母に連れられて本屋さんに行ったときに、月刊でパーツが付属してきて組み立ていくと人体模型が完成する雑誌を見つけたのをきっかけに、人骨に興味を持ちました。それからは頭蓋骨の模型を嬉々として持ち歩いては周りの人に自慢してドン引きされるような子供でした。人骨に深く関われる学問として、理学部の自然人類学もあり、そちらとも悩みましたが、勉強していくうちに死因究明などにも興味が出て、医師免許を持っていれば研究できる幅が広がるかな、と考えて、医学部を目指すようになりました。

 愛媛が志望校の1つになったのは共通テストが終わってからです。他大学も検討しましたが、二次試験が自分にとって解きやすいものであることと、将来人骨に携わる研究医になりたいと考えていたことから、医科学研究の授業があり、研究医の育成に力を入れていることに惹かれて、愛媛大学に出願を決めました。

 共通テストが終わるまで全く検討していなかった大学なので、パンフレットなども持っておらず、授業内容などの情報は全てネットで調べました。自分は共通テストのために調整した頭を二次試験用に戻すことに必死だったので、母に協力してもらいながら情報収集を進めました。

愛媛大学での学びはココが面白い

医科学研究で早くから医学に触れられる

 愛媛大学医学部には、1年時に「医科学研究」という必修の授業があり、忙しさは様々ですが、40もの研究室から、自分の興味のある分野の研究室に所属することができます。講座名に「研究」とつくだけあって、教室スタッフや先輩学生に実験の手技や論文の書き方などを指導していただき、1年かけて論文形式のレポートを作成します。 

 臨床系の研究室では、実際に臨床検査の見学や実習にも参加できて、将来自分が目指す分野の先生方や先輩方から話を聞くことができます。研究医になりたいわけでもないのに論文を書くなんて面倒そう、と考える方もいると思いますが、臨床を希望する人でも、将来論文を読む機会は多いので、身になる経験になります。

学生をよく見てくれる、手厚い先生方

 とにかく全員を医者にするために、親身になってくれる先生が多いと節々で感じます。再試に向けて時間外に補講をしてくださることもあり、実験でも班を回って手技を細かく教えてくださいます。

 手厚く親切なのはいつも授業してくださる先生方だけではありません。9月にあった早期体験実習では、附属病院で働いている先生方に付いて見学させていただきましたが、どんなに初歩的な質問でも丁寧に返答していただけました。

ここはあまり期待しないでね・・・

 医学部キャンパスは、松山市の本学から少し離れた東温市にあり、立地は良いとは言えないです。松山市内に出るのに電車で約30分、片道500円かかります。1回生の間は週に2回本学での授業があるので、交通費が痛い出費です(泣)

「瀧澤 有美」の学生生活

サークルは?

 邦楽部に所属しており、箏の演奏を行っています。医学部キャンパスは本学と離れているので、医学部生のみで部活動を行っています。今年はコロナ禍で中止されてしまいましたが、例年5月に開催される医学祭や、11月に行う定期演奏会に向けて日々練習しています。

 医学部生はほとんどが医学部キャンパスの部活に所属しています。部活は体育系が24、文化系が16と数が多いので、誰でも自分にあった部活を選択できると思います。

 邦楽部の活動は週1回(演奏会前は2回)。医学部の部活としては少ない方で、他の部活だと週2〜3回活動が多い印象です。運動部1つに絞ったり、活動の少ない部活を掛け持ちしたり、自分のキャパシティに合わせて調節できます。

一部部活が行われるコミュニティハウス

ゼミは?

 先にも述べた「医科学研究」で、法医学研究室に所属しています。私はCTを利用して大腿骨の研究をしています。骨オタクな節があるので、毎授業たくさんの大腿骨の造影を見ることができて楽しいです。一口に大腿骨と言っても、人によって全長が同じでも骨頭の大きさが違ったり、太さが違ったり、年齢や性別で差が予想以上にあっておもしろいと感じています。

 最近では、臨床の科として放射線科にも興味が湧いてきています。CTを利用した死因究明に関心があったり、尊敬している先生が放射線科だったりして、元々放射線科には興味がありました。
 もし研究医になったら臨床は完全にできなくなるのかなと思っていたのですが、今担当していただいている先生は法医学教室に属しつつ、放射線科で診療も行っています。研究と臨床どちらも携われるのは、今の私が理想に思う働き方だなと感じたし、何より毎日CTの骨の造影を見られることに魅力を感じています。

お昼は?

 学内のカフェテリア食堂「アルス」で食べることが多いです。週替わりで限定メニューが出ていて、今週はどんなメニューがあるのか楽しみにしながら学食に向かっています。海鮮丼などのちょっと豪華なメニューがあることも!ちなみに私は副菜のあまから揚げ茄子が好きです。あまからいタレがかけてある揚げ茄子がトロトロで美味しいです!

あまから揚げ茄子/110円

大学トピックス

少し変わった入試形式

 愛媛大学の一般入試では、理系の受験なのにも関わらず生物は選択できず、物理・化学選択しかできません。また、一回生前期では、物理化学、物理学という必修の授業があり、高校物理化学の知識を前提に授業が進んでいきます。医学部で全く物理の勉強をしない大学もありますが、愛媛大学は違うので注意が必要です!

豊かな自然、伝統的な文化に囲まれた地

 愛媛は自然豊かで晴れの日も多く、生活しやすい土地だと思います。松山城や道後温泉などの観光地もあり、松山空港から市内へのアクセスもとても良く、主要駅である松山市駅から空港まではバスで15分程です。私の地元は東京ですが、愛媛-東京間は飛行機で1時間15分程で帰ることができます。関西・中国・四国地方の学生が多いですが、全国から集まってきていて、様々な地域の話を聞くことができて楽しいです。愛媛県といえばみかんですが、郷土料理の鯛めし(特に宇和島鯛めし!)もとても美味しいのでぜひ一度愛媛に食べに来てください!

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