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社会人を目指すキミと、十勝で働き暮らすことについて考える

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「いい感じ」な組織づくりをしている広告会社です。

この記事を書いた人/市川 麟
大学・学部/早稲田大学 社会学部 3年生

自己紹介

 初めまして。神奈川県在住の市川麟です。スポーツと音楽好きの普通の大学生です。十勝と関わり始めたのは2020年の9月から。酪農資材を製造・販売している菱中産業株式会社でインターンをしてからです。その時を境に十勝の人・自然・文化に魅せられています!

とかちbrush Upプロジェクト

 全国から9人の大学生が帯広に集まり、”真の地方創生„とはなにかを考える9日間のプロジェクト。  期間中は延べ18の十勝・帯広の企業を訪問し、大学生の視点でその企業が生み出している価値・可能性、持続する仕組みに迫りました。

お邪魔することになった会社は

株式会社プロコム北海道
 北海道十勝を拠点に販売促進企画・制作を中心に活動を続け、アカウントプランナー・コピーライター・アートディレクター・デザイナー・イラストレーター計19名のスタッフでコミュニケーション、プロモーション、パッケージング、プロダクトプロデュース等、北海道に密着した事業発展に全力を尽くし現在に至る。
社名プロコムは、
  • プロ=「前へ」、常に前向きに、進化を追い求める、強い向上心。
  • コム=「共に」、仕事で得た喜び、能力、報酬を共に分かち合える仲間。
  • 北海道=「地域貢献」
  • の想いを込めた造語

    大学生「市川 麟」が見たプロコム北海道

     プロコム北海道のHPには帯広のスーパーやお菓子屋さんで見たことがあるものがあり、「おしゃれなデザインをする企業なんだなぁ」というのが率直な印象でした。
     ただ、それ以上に
     「プロコム」ってなに?
     広告をデザインしたり、CM製作したり、広告代理店なのに製品をつくったり、、、ってどういうこと?

    という疑問が湧き、企業名を見てもHPを見ても、プロコム北海道についてバシッと理解することは難しかったというのが第一印象でした。

    「いい感じ」な組織づくりをしている広告会社です。

     ただ、会社にお邪魔して真っ先に感じたのはとにかく会社がいい感じであることでした。

     オフィスの入り口には社員さんの集合写真が掲げられ、オフィスは広々明るく企業の良い雰囲気がひしひしと伝わってきました。

     取材をしていくうちに理解できたのは、その「いい感じ」の雰囲気が意図的に作り上げられていることでした。
     例えば、営業でもクリエイターでも一緒に参加する部署がごちゃまぜの社内勉強会や、一年間でいい仕事をした人を表彰する「プロコムアワード」など、社員同士がつながりあい、士気を高めるような仕組みがいくつもあります。

     そしてこのもちょこいの もちょこくないの。というオリジナルブランドも、この勉強会から生まれた女性社員発のプロダクトであるということを知りました。
     プロコム北海道は広告代理店であるため本来の仕事は顧客の商品のデザイン・商品開発です。
     しかし自分たちで自分たちのためのブランドをつくることに楽しさを見出し、一年かけて「もちょこいの もちょこくないの。」を実現させたそうです。
     広告代理店業界は業務量が多い業界の代表格であるため、「誰かのために~」という認識で取材に臨みましたが、オリジナルブランドという形で自分たちの創造性を発揮していることを知りとても驚きました。

    「いいかんじ」って何?

     先ほどから何の断りもなく"いい感じ"と連呼(笑)しているので、「いい感じ」とは具体的には何を意味しているか、説明しますね

    まず、プロコム北海道のオフィスに立ち入るとこの会社いいなあと思わせる”もの”が目に入ります。
     
    入り口に大きく掲げられているおしゃれな集合写真、社長室にある社長の誕生日を祝う寄せ書きなどの「もの」です。初めてオフィスに立ち入った私は、そういった「もの」を見て雰囲気 の良さを直感的に感じました。
     私がこの記事でいう「いい感じ」とは、そういった「もの」が自然に生まれてくる組織の環境のことなのではないかなと考えています。寄せ書きなどの「もの」が生まれるためには、社員同士の一体感が必要になります。

     そして社員同士の一体感が生まれるためには、前述した社内勉強会やプロコムアワード、社員が仕事に誇りを持てる環境が必要であり、その結果会社の雰囲気がよくなるような「もの」が自然と発生すると思いました。

    帯広にいることのカッコよさ。

     デザインという仕事は、場所を問わずに遂行できる業務であると考えていました。
     例えば十勝の特産品のポスターとか広告の製作は、東京にいてもパソコンとツールさえあればできてしまうし、 メールでそれを送信すれば一瞬で十勝に届きます。
     でもプロコム北海道は”北海道にいること”に拘っています。
     なぜなら、地元だからこそデザインを極限まで磨き上げることができるからです。

     「3月は、東京の人にとっては桜の季節だけど、北海道の人にとってはまだまだ雪の季節です。東京と同じ広告を打っても、北海道の人に刺さるはずがありません。」関向代表はこのように語っていました。

     地元を知っているからこそ、地元の良さ・課題を知っている為、徹底的にそれらと向き合うことができるのです。東京に住んでいるクリエイターは、プロコム北海道と同じ仕事はできないだろうなと感じました。

    関向代表は広告代理店で働いているとき、必要のない広告もとにかく売りまくる働き方に違和感を覚えたそうです。
     そういった経緯で設立されたプロコム北海道がデザインするものは、北海道に深く寄り添っています。
     例えば少子化対策やフードロス解決のための製作を行ったり、コロナ禍で経営が厳しい旅館のポスターをデザインしたりと挙げればきりがありません!

     取材をしている最中、地元の良さ、地元企業の良さを引き出すために徹底的に顧客に寄り添うプロコム北海道の社員さんの姿が脳に浮かび、地方で働くことのカッコよさを感じました。

    企業HPアドレス http://procomh.co.jp/          

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