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大学生になったらコレを読め:「これからの正義の話をしよう」

この記事を書いた人 / 櫻井 上総
大学・学部 / 同志社大学 法学部政治学科 東南アジア地域研究 4年

自己紹介

「仕事したくない」から、「仕事したい」って思えるように。色んな人の人生(価値観)に触れてみたくて、日本や世界を旅したり、教育系のキャンプを実施したり、京都で学生生活を謳歌しています。

紹介する本

■ タイトル / これからの正義の話をしよう
■ 著者 / マイケル・サンデル
■ 書籍情報 / 詳しくはこちら

こんな時に読みました


僕が高2で短期留学したときの話。
日・中・韓の高校生会議をイオンが開催した際、「『日本は僕らを嫌っているのに、何故こんな良い事をしてくれるの?』と中国、韓国の高校生から言われたんだよね」と当時引率してくれたイオンの社員さんが話してくれました。

そしてその言葉が、何故かずっと心に残っていました。その後、たまたま見た大学の講義にピンと来て、もしかしたらこの答えが見つかるかも、と思い今の学部(政治学科)を選択した訳ですが、今回紹介する本は、それをまた別の角度から考える機会になるのではないかと思い、最近読み始めました。

必読ポイント

本書では、 トロッコ問題という有名な思考実験があります。この実験は、ブレーキの壊れたトロッコがぐんぐん加速をしているのをあなたは目にします。このままだと線路上にいる5人が轢き殺されてしまう。しかし、あなたの目の前にあるレバーを引くと、トロッコがレールを変更して、1人が犠牲になるだけで済む。さあ、あなたはどちらを選びますか?というものです。この問題には、正解がありません。あなたの中の正義はどちらか?を考えるための実験です。

「正義の反対は悪ではなく、正義の反対もまた正義である」

中韓が日本を嫌うのを目にした時、僕らは中韓を悪だと捉えますが、中韓にも、彼らなりの正義(もちろんその是非は問う必要がありますが)があり、形は違えど、両国のトップは、このトロッコ問題の2択を突きつけられ、片方を選択した結果が、今の国家間の関係を生み出しているんだな、と僕はこれを読んで思いました。

ここまで読んで、何か面白そうだなと思ったら、実際に本を手に取って、結論だけでも読んでみてください。またこの本に限らず、そういえばあの本興味あったけど何でだろうとか、本屋で何となく見てたら何故か目に止まった本や、自分の本棚を見返して、何でこの本に興味を持ったんだろう?と考えてみるのも、あなたの興味がどこに向いているのか、さらには大学で何を学ぶのかを考える上で、重要な材料になるかもしれません。

この記事を読んだ方が、少しでも何か行動してみようと思い、実行に移して頂けたら幸いです。また、記事を読んでの疑問、質問等ありましたら、お気軽にmessangerや、キミトカチを通じてお問い合わせ下さい!

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