この記事を書いた人/石川朋佳 大学・学部/国立大学法人 小樽商科大学 商学部 社会情報学科 3年 自己紹介中学生時代の原体験から「農」と「食」が自分のキーワード。感性に正直に幸せに生きたい。高校は小さい町の農業高校。そば打ちが特技です。フィルム写真、旅行、習字が好き。写真展を開いたり、47都道府県制覇を目指したり、心のときめきに正直に行動していきたいと思って生きています。 紹介する本■ タイトル / ツクマガ vol.17 ■ 制作・発行 / C4(学生団体) ■ 書籍情報 / 詳しくはこちら ※C4とは 学生団体C4は学生一人ひとりが力と個性を最大限発揮し、様々な創造的で挑戦的な活動を通して地域社会への貢献を目指す、筑波大生の団体。 あなたは宇宙を考える時間はありますか?120leftこれを選んだのは、きっと誰かの心に届くと思って。 「宇宙というのは、我々の根源でありながら、到底理解することができず、しかし誰しもを虜にするほどの謎に包まれています。」 この一文から始まるこの本は、インターンでたまたま出会った同世代の女の子が代表を務める学生団体C4の方々が作るこのフリーペーパーなんです。 きっと、私たちは、無意識に周りに影響されている。 大学3年の私は、やらなきゃいけないことと、やるべきことに追われ、心が疲れてしまった。 そんなときにこの「ツクマガ」と運命の出会い。 インターンが始まってすぐ、彼女とラインでの打ち合わせ中に「感性でつくったものです!」と紹介してもらった。そして、一度だけ対面で会ったときに紙で作られた実物を手にしたときの幸福感よ! フリーペーパーには愛が詰まっていると感じた瞬間。いつかのあなたは、宇宙を夢見たことがあるはず。果てしない世界に色めき立ち、壮大さに怖さだって覚えたはず。私たち、ひとりひとりの宇宙はなんだろう。 実際、私は宇宙が何なのか、まったくわかりません。 島旅の最中、真冬を思い出す寒さに懐かしさを覚えながら、外で寝転びながら満天の星空を仰いだ。見れば見るほど広がる無限さに想像を膨らますことしかできないけれど、それで良いんだとも思う。生きている世界と宇宙。 一歩視点を変えると、文字通り「世界はこんなに広がっているんだよ」と伝えてくれます。がんじがらめになるばっかりじゃなくて、文中の言葉を借りるならば「限りない宇宙を抱こう」。そのままで生きること最初に問うた「宇宙を考える時間はありますか」。 なぜ宇宙空間というものが存在するのか? 私は、物心つく頃から宇宙へ疑問を持つ子供でした。しかし、そんな誰もわかりもしない宇宙のことを考えることが、大人になるにつれてめっきり減ってしまったんです。 自分が生きている小さい世界の現実のことでいっぱいいっぱいになってしまっていました。 そんなときこのフリーペーパーを読み「限りない宇宙を抱く」ことができた、感性に正直に生きていた昔を思い出しました。 同じ22年間を生きているとはいえ、育った環境も違えば全く違う人ですが、こうして出会えたことが運命です。「そのままで生きていいんだよ」とメッセージをもらったように感じました。