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大学生になったらコレを読め:「豊田章男」

この記事を書いた人 / 副士 泰成
大学・学部 /弘前大学 農学生命科学部 4年

自己紹介

青森県出身。専攻はウイルス・ウイロイド学で、今は卒業研究真っ最中です。思うように結果が出ずに焦っております。笑
また、最近は“大学生活残り半年でいかに地元青森を堪能するか”がテーマで、この前は岩木山(青森県の最高峰)登山に挑戦しました。

紹介する本

■ タイトル / 豊田章男
■ 著者 / 片山 修
■ 書籍情報 / 詳しくはこちら

こんな時に読みました

4年生の春、就職活動が終り”内定を取る″というある意味わかりやすい目標を達成し、次に自分はどこに進みたいのか見失い、足踏みしている状態。そんなときにこの動画を見ました。


この動画はトヨタ自動車の豊田章男社長が元メジャーリーガーのイチローさんと対談する動画です。
何となくYoutubeを漁っていた僕は、お二人のカッコ良さに妙に釘付けになったんです。

中でも、経営者と野球選手で立場は違うのにも関わらず、お二人の考えが似通っていたことが不思議に思っていたころ、ちょうど大学の図書館でこの本を発見し、読んでみることにしました。

変わりたい自分の背中を押してくれる本

日本のトップ企業「トヨタ自動車株式会社」の豊田章男社長のこれまでの歩みがまとめられています。
立ちはだかる試練の連続に、大企業「トヨタ」の社長として、創業家の人間として結果を残さなければいけない責任、重圧、期待を背負いながら、どんな決断をし実行してきたのか。
「トヨタ」の在り方、章男社長が大切にしている価値観、一人の人間としての生き方に触れることができる本です。

なんですが、この本はトヨタ自動車のクルマづくりの理念が失敗する自分を認めてくれていることに気付かせてくれるんです!

完成形に終わりはない/変えてはいけないことを見つけるために変える

トヨタが目指す「もっといいクルマづくり」には「改善」が不可欠で、それは

成長し続けるためには、つねに変化しなければならない。
リスクを取ってでも、変化し続けなければならない。
後退は、成長の過程に必要である。

という根底にある考えから来ています。

これって、成長の新たな概念じゃないですか??!
どういうことかと言いますと、
【まっすぐ右肩上がりの直線だけが成長ではなく、一回だろうが二回だろうか何度沈んでも、最後にプラスに転じていれば、それは成長だ。だから失敗することを恐れるな。】
つまり成長の仕方には人それぞれの形(曲線)があるいうことです。

だんだん分かってきました。
僕が前に進めなかったのは、失敗することを恐れ、無意識のうちに直線型の成長を理想としていたからでした。

カッコ良さの理由

冒頭の話に戻りますが、豊田章男社長とイチローさんは、前進後退の末に見出した”自分はどう生きるか”、”どういうふうに生きたいか”という在り方だからこそ、カッコ良いのではないだろうかというのが、僕の意見です。

その時々の境遇から逃げずに向き合い、後退しつつも、改善(変化)し続けた結果、会社の成長、パフォーマンスの向上に繋がる。結果として描かれた人それぞれの曲線(在り方)が出来上がる。

ちなみに僕はと言いますと、「どう生きるか」確かなものを見つけられていないのが本音です。

ただ、今なら、前に進める気がしています。
人生は、直線がすべてではないですよね。大なり小なり浮き沈みを経験した”グネグネ曲線”こそが成長である、という考えは変わりたい自分の背中を押してくれるからです。
そうしているうちにいつの間にか僕の確かな在り方が出来ているかもしれません。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
今回は本の内容を省きに省いて書かせていただきました。ですが、この本にはもっともっと興味深いエピソードが掲載されています。日本を代表する会社、その先頭に立つ豊田章男社長のお話を是非読んでみてください。

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