もちろん、十勝には“農業・酪農”関係以外の会社も存在します。 わざわざ声に出す必要もありませんが、そのくらい「十勝=農業・酪農」のイメージが強いのではないでしょうか。 農業関係以外で働く十勝人はどんな暮らしをしているのでしょう。 今回は十勝のIT企業に勤めるTさんの生活をご紹介します。
お仕事について教えてください!
Tさん
WEBや動画、デジタルコンテンツ制作を手掛ける会社でプログラミングなど開発の仕事をしています。 VRやARといった新しい技術にも挑戦しているので楽しくも、勉強が大変な職種かなと思います。
そのお仕事を選んだ理由は?
Tさん
20年以上前のことですが、専門学校の情報分野の授業が「得意かもしれない」と気が付きました、勘違いだったのかもしれませんけど。 あとはITは当時右肩上がりに成長する分野だと予想して「食べるのに困らないかな」と……(笑) 学校では難しめの資格なども取ることができました。
十勝のIT企業に努めるうえで大変なことはありますか
Tさん
ITの分野は、やはり東京などの首都圏や、北海道なら札幌が進んでいますね。 でも有難いことに「できれば地元企業に」と仰ってくださるお客さんもいます。 北海道がらみの仕事になりますが東京から依頼を受けることもあり、ネットの恩恵は偉大だなと感じる毎日です。
とはいえ仕事でお客さんのところへ行くことも多く、同じ十勝でも陸別町とかになると会社のある帯広市から100km近くあるので打ち合わせで通うのが大変だなと感じることもあります。
逆に、十勝で良かったと感じることは何ですか
Tさん
忙しいときは“黒より”の会社ですが、普段は比較的ゆるいので打ち合わせの帰りに川に寄って釣りをしたこともありました。 会社の社長も一緒だったので、もちろん怒られることもありません(笑) 人数の少ない会社で、天気の良い日に急に「撮影でも行くか」となることもあるので楽しい会社だな、と思います。
遊んでばかり?の印象が残るTさんでした。
十勝には、都市部では体験できない豊かな自然を満喫する「たのしみ」がたくさんあります。
その一部をご紹介しましょう!
夏は、釣り、ソロキャンプ、焼き肉など。
暖かい時期は、十勝中で焼き肉が行われます。 もはや、夏の十勝の風物詩です!
冬は、温泉、ワカサギ釣り、ファットバイクなど。
十勝のスキー場にはファットバイクで山を駆け下りるイベントなどもあります。スリル満点!
ほとんどの人が車通勤をする十勝には「アフターファイブ」がありません。 その代わりに、少し足をのばすだけで思いっきり遊べるスポットがたくさんあります。
アフターファイブはないけれど、十勝にはスキー場が8か所もあるので、冬には「仕事帰りにナイター」なんてこともできるのです。
「アウトドアばかりのイメージもありますが、独りでも楽しめることが多くて良い」というTさんの友達は少ないそう! 十勝は農業・酪農が盛んですが、それ以外の会社に勤める人でも明るく充実した日々を送っているのでした。