何をやってる会社ですか

十勝・帯広などの北海道道東地区をフィールドに、肉牛と乳牛用の飼料を販売しています。

例えば乳牛は牛乳を毎日30ℓ搾るために、牧草を10キロ、穀類（エサ）を10キロ食べ、水をたっぷり飲んでいます。当然牛乳にはタンパク質や脂肪分など栄養素が豊富に入っておりますので、牛乳として対外に出た栄養素を適切に補給してあげなくては牛が体調を壊してしまいます。
牧草は各農家さんが収穫するため、草地の場所や収穫時期によっても成分が異なります。その不安定な牧草の栄養成分を分析し、牧草とのバランスを考えた適正な栄養分が含まれるエサを提案しお届けするのが私たちの役割です。一言で言うと『牛の栄養士さん』です。

エサを販売するということは、ただ売るのではなく、お客様の成績改善に真剣に取り組むということ。納品後はこまめにお客様のもとに足を運び、牛の食べる量や体調、運動量などを観察し、お客様の牛が最良のパフォーマンスを発揮しているかどうかの分析を行っています。

また、製造部門では、『じゃがいもの皮』や『にんじんジュース製造時の搾りかす』などの食品残渣を取り入れた「TMR発酵・混合飼料」の製造を行っており、20年以上も前から食品リサイクルの重要な役割も担っています。

2011年には、当社で取り組んでいるジャガイモ皮などの飼料化が、食料自給率の向上に寄与する事業と評価され「フードアクション日本優秀賞」を受賞しました。

それをやっている理由は何ですか

家畜の生産性を上げ、当社のお客様の経営がより良くなることを目指しています。

バランスの良いエサは牛の健康に直結し、乳量や乳質、肉質、繁殖などに好影響をもたらします。過去には当社の提案で家畜のパフォーマンスを高めることに成功し、家族経営でも年収が1,000万円以上上がったお客様の事例もあり、私たちも非常に嬉しい出来事でした。

お客様の収入のうちの4割がエサ代に充てられると言われるほど、エサには大きなコストがかかります。それを地域に数ある企業の中のどこに託すのか、さらには日々付き合う担当者と良好な関係が築けるかはお客様にとって非常に重要なことです。任せていただいた信頼に応えられるよう、「お客様のため」を第一に行動しています。その結果、有難いことにお客様の冠婚葬祭にも声を掛けていただくほどの距離の近さで仕事をさせていただいています。

年々合併や廃業などで農家さんの数は減少傾向にあり、道内ではかなり前に酪農家戸数が5,000件を下回りましたが牛の頭数は変わりません。おかげさまでご紹介などもいただき毎年、販売数量は右肩上がりで増やさせていただいております。

営業マンは常にパソコンを携帯して、現場での飼料設計、情報提供を行います。

これからやることを教えてください

目指す姿は、酪農家さんから地域で最も支持される会社です。
十勝・釧根を含む北海道道東地区は日本一の牛の産地ですから、ここでの支持がナンバーワンということは、イコール日本一の飼料販売店ということに近い意味があります。そのためにはお客様に支持される仲間がたくさんいる会社であることが不可欠だと考えています。

例えばお客様の問い合わせにはスピード感を持って対応します。商談中にいただいた質問を持ち帰る際には、訪問先を出てすぐに調べて数分以内に回答を差し上げるなど、お客様が感動を覚えるほどの圧倒的なレスポンスの早さを追求しています。このようなお客様第一主義を体現できる仲間を育て信頼を積み重ねられれば、どんな新しいことにもチャレンジできると考えています。

こんな人と働きたい

行動基準である「お客様のためになること」を第一に考えられる人。当社の仕事は、北海道道東地区をフィールドに、酪農・畜産業の経営者さんと密な人間関係を構築する中から生まれていくものです。

当社では営業職を求めていますが、「人に喜んでいただくことが自分の喜び！」という価値観を持った方や、それを行動に移すことのできるエネルギーを持った方であれば営業の経験は問いません。未経験者も多く活躍しています。入社後は先輩社員が同行しながら仕事を覚えていけるようしっかりサポートしています。
強い日本の酪農・畜産業を作り上げる。手ごたえのある仕事です。一緒に頑張りましょう！

創立30周年を記念して行われた「タイセイ飼料若者座談会」の一コマ。20代・30代の従業員を中心に、今の、そして未来のタイセイ飼料について語り合いました。