何をやってる会社ですか

当社は、1933年に牛乳の輸送缶や搾乳用のバケツなどを扱うところからスタート。今では、酪農業に係るあらゆる機材の製造やシステムの運用のほか、近年はバイオガスプラントなどの環境事業も中核事業となっています。バイオガスプラントは、地域の“負の産物である糞尿”から“エネルギー”を生み出す再生可能エネルギーの生産設備です。当社はここに着目をし、バイオガス先進国ドイツからプラント機材を輸入、販売をし、メンテナンスを行っています。

「Think globally, Act locally.（世界の技術を地域で実践）」の精神に基づき、世界の最新技術も導入しながら、日本の酪農業の中心である十勝・帯広で、ものづくりの観点から日本の酪農産業へのサポートを続けています。

それをやっている理由は何ですか

全ては酪農家さんのためです。酪農家の皆さんは、生き物を扱う中で365日休みなく働いていらっしゃいます。酪農に従事する中で、搾乳、糞尿の処理など、非常に手間がかかる作業に取り組んでおり、その負担を少しでも軽減し、利益を生み出していただくのが私たちのミッションです。

私たちは酪農に従事する方々からのお話を伺い、“どこに悩みがあるのか”、“解決する手段はないのか”を徹底的に考え、発想力と創造力で問題解決に挑んでいます。これまで作り上げてきたものの中には、特許取得商品や受賞商品が数多く存在しています。当社の創業者は、十勝が日本酪農の中心地となると見込み、酪農家のための器具を製作するアイデアマンでした。その精神は、いまも当社に受け継がれています。
酪農家さんのためであれば、世界中の最新技術もチェック。当社主導で導入し、「Think globally, Act locally.」の理念を実践しています。

これからやることを教えてください

「全ては酪農家さんのため」という根幹は決して変えず、その中でいくつかの領域にチャレンジをしていきます。
１つは、ロボット牛舎。労働力不足や作業の合理化を追求する中で、自動搾乳や給餌などを行う先進的なロボット技術が注目を集めています。当社では、牧場経営の課題を解決する世界トップレベルの会社と連携し、最先端技術をいかに北海道、十勝・帯広の酪農とマッチさせていくのか、今も試行錯誤を重ねています。

2つは、環境事業です。SDGｓを「十勝・帯広のものづくり会社」の視点で体現しようと思っています。
具体的には、地域の負（＝糞尿）を正（＝エネルギー発電）に転換する再生可能エネルギー事業である「バイオガスプラント事業」のメンテナンス等を続けていきます。
また、現在注目をしているのは、北海道の厳しい寒冷地条件を活かし、外気を冷却に利用する「アイスシェルター技術」の開発。野菜など地域で栽培される農作物を最適な条件で長期間貯蔵するには、多くのエネルギーを要します。北海道の寒冷気候を活かしたクリーンな自然エネルギーを生み出すことにも挑戦をしていきます。

こんな人と働きたい

●ものづくり・機械いじりに興味がある方
主に、機械のメンテナンス職を求めています。
創業から90年以上の歴史を持つ当社ですが、下町ロケットのように「ものづくりに興味のある方」、「新しいことにチャレンジするのが好きな方」には魅力的な仕事だと思います。
工学部、高専、工業高校出身の方のほか酪農・畜産系学科出身の方も多く在籍。車のメカニックや製造業での経験者は相性が良いと思います。
一方で、最近は異業種からの転職者も歓迎しており、新しい視点や経験を大切にしています。
専門的なスキルが求められる仕事も多いですが、未経験者であっても入社後のサポートが充実しているため安心して働けます。直近では、介護職から転向された40代の方や、ご家族が酪農家であったことから興味を持ち、入社された方もおります。資格や経歴よりも、前向きで健康的な人物を重視し、共に成長していける仲間をお待ちしています。

過去3年間で離職率はゼロ（2023年12月時点）。
十勝から技術で酪農業をサポートし、環境事業に取り組む当社で、一緒に働きませんか。