何をやってる会社ですか

“尊厳を大切にした生活支援の提供を行う”を理念に掲げ、医療機関と連携しながら、サービス付き高齢者住宅や有料老人ホームの運営、訪問介護、デイサービス等の生活支援を行っています。

中でも弊社の強みと言える特徴は、「医療面の特化」。近隣の同業他社では行われてこなかった、隣接する音更宏明館病院との連携による24時間体制での受け入れや2週間に一度の内科医による往診を実施しています。

また、利用者の方に楽しんでもらうため、毎月のイベントの開催に力を入れています。地元の飲食店やよさこいチームなどの外部団体に声を掛け、中華バイキングや夏祭り等、趣向を凝らしたイベント企画を行っています。

隣接する音更宏明館病院とは、館内の渡り廊下で繋がっています。

それをやっている理由は何ですか

「利用者さんが主役」という考え方をスタッフ全員で共有し、「そのために何ができるか」を考えて動いています。

イベントに力を入れるようになったきっかけは、新型コロナウイルスの流行。ご家族と思うように会えない利用者の方も多い中、「せめてイベントの日だけでも寂しい気持ちを忘れて思い切り楽しんでもらいたい」と、感染予防に努めながら積極的に取り組むようになりました。

始めた頃はスタッフもイベント馴れしておらず、着ぐるみを着たりと見よう見まねでやってみたものの、中々利用者の皆さんに刺さっている手ごたえがありませんでした。そこで、ほかのイベントの内容を参考にしたり、実際にイベントへ足を運んで面白そうな団体にうちへ来てもらえないか声掛けをしたりと、いろいろ工夫してみるように。その試行錯誤の中で、少しずつイベントが充実するようになりました。

イベントは毎回スタッフを集めてミーティングを開き、意見交換をしながら進めていきます。ここで意識しているのは、ベテラン・若手スタッフ関係なく、自由に発言しやすい雰囲気づくり。活発に意見が出た方がより良いイベントへと繋がり、自分の意見が通った際はスタッフの自信にもなるはずです。スタッフ自身も楽しんで積極的に取り組むことで、成長の場になればと考えています。

意見を言いやすい雰囲気をつくる良いきっかけとなっているのは、毎週日曜日の「社長の手作り弁当」。実は、新型コロナウイルス流行の時期はスタッフ自身も大変で、正直疲弊していた時期もありました。そんなスタッフの姿を見かねた社長が「頑張ろう、乗り越えよう」と、自ら作るようになったのが始まりでした。あれから3年ほど経ち、今では皆の毎週の楽しみになっています。

これからやることを教えてください

介護全体の問題として、人材不足が課題だと感じています。弊社は2023年春にオカモトグループの子会社となりましたが、株式会社オカモトはセルフ式のガソリンスタンド等、人材不足に対応するため十勝でいち早く新しい技術を取り入れた企業です。提携することで、ITツールやAIロボットの活用等、少ない人数の中でも効率的にサービスを提供できる環境を整えていきたいと考えています。

もうひとつ、重要視しているのは社員の育成。今年から行っているのは新入社員の期間ごとに業務を交代する研修体制です。3ヵ月ごとにデイサービスと訪問介護を交代で体験してもらうことで、それぞれの現場で得た知識や経験を活かし、さらにどちらの現場でも対応できる人材を育てることを目指しています。加えて先輩社員によるOJT指導もしっかりと行うことで、皆が意見を言いやすい環境を作り、ひいては自分の頭で考え、やりがいを持って業務に臨む社員が増えればと考えています。

介護ロボット研修の様子

こんな人と働きたい

経験の有無に関わらず、やる気のある方はどなたでも歓迎します。実際に近年入社された方は、多くが未経験。これまでとまったく違う畑からのスタートだとしても、前述のような社員育成システムや、資格取得のための研修を「出勤扱い」にする等のバックアップを行う環境を整えているので、気負わずに来てもらえたらうれしいです。

ひとつ、入社した当日のオリエンテーションの中でお話しているのは、社員の皆さん一人ひとりが歯車だということ。互いに支え合い、利用者さんに満足のいくサービスを提供していきましょう。