何をやってる会社ですか

北海道で日本酒造りを行っている会社です。私たちは2017年に北海道上川郡上川町に北海道での戦後初となる酒蔵を立ち上げ、日本酒づくりをスタートさせました。そして、2020年には北海道帯広市の帯広畜産大学の構内に日本初の国立大学内の酒蔵を立ち上げました。また、2021年には北海道函館市でも日本酒づくりを行っています。
一般的な日本酒づくりは、優良ブランドのお米を遠隔地から取り寄せて製造するのが主流ですが、私たちは、全量北海道産のお米と地元のお水を使用してAll Hokkaidoにこだわった日本酒づくりを行っています。
事業開始よりまだ7年と非常に新しい会社ではありますが、会社も従業員も日々すごいスピードで成長しています。

帯広畜産大学構内の碧雲蔵では「十勝」ブランドの日本酒をつくっています

それをやっている理由は何ですか

大きく二つあります。まず、一つ目は伝統産業である日本酒づくりの再発見です。約2000年の歴史を持ち、我が国の「国酒」の一つである日本酒ですが、残念ながら全国的に日本酒の酒蔵は減り続けています。北海道でも明治時代には200軒以上あった酒蔵が一時11軒まで減少しました。このようにユーザー離れが囁かれる日本酒ですが、近年これまでにないような新しい日本酒も全国で生まれてきています。私たちは、もっとたくさんの人に現在の日本酒を知ってもらい、再発見して頂きたいと思って取り組んでいます。
二つ目は地方創生です。昔から、日本酒の酒蔵は日本各地の地元に根差し、その地域を代表するひとつのアイコンでした。この事業モデルは、過疎化が進む地方を活性化するのに効果的なのでは、と私たちは考えています。私たちがコンパクトかつコストを抑えた酒蔵を作ることで、街を活気づけたいと考えている方々に、自分たちにもできるのではないかと思ってもらえるような、地方創生のモデルケースの酒蔵を目指しています。

麹造りの風景です。女性も多く働いています。

これからやることを教えてください

私たちは、これからもAll Hokkaidoにとことんこだわり、地域の皆さまに誇りに思ってもらえるような日本酒造りを続けていきたいと思います。また、日本酒づくりだけにとどまらず、日本酒づくりをハブとしてさまざま事業にも取り組んでいきたいと考えています。そして、この方法を各地の地方創生に役立ててもらえるような、そのような輪を広げていきたいと思っています。そして、その輪を北海道から全国へ、そして世界へ発信していきたいと思っています。

できあがった日本酒は責任者である杜氏が綿密にチェックします

こんな人と働きたい

私たちはまだ新しい会社です。従いまして、制度などまだまだ整っていないことも多いですが、その反面いろいろなことにチャレンジして自由に作り上げていける喜びがあると思います。そのような状況を楽しみ、いろいろなことへの好奇心を絶やさず、前向きにチャレンジすることが好きな方であれば、年齢も性別もキャリアも一切関係ありません。ぜひそのようなチャレンジ精神をお持ちの方に飛び込んできて頂きたいと思っています。

碧雲蔵のある帯広畜産大学には美しい白樺並木があります